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リメンバー・ミー感想

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 リメンバー・ミーの試写会に当選し、公開より一足先に観てきました!
 公開日まではネタバレできないし、でも観た感想を言いたくてたまらなかったので下書きとしてまとめていました。

 感想をだらだら書いて自分の気持ちを整理しただけなので、ネタバレの宝庫です。
 これから観るか悩んでいる人への参考には全くならないのでご注意を(笑)

 

目次

 

リメンバー・ミーの感想

 音楽、家族、死者の国という一見バラバラなテーマを上手くまとめられていました。

 死者の国という前情報からNBCみたいなちょっとグロテスク要素も予想していましたが、カラフルで陽気で子供も怖がらなさそうでした。
 グラフィックの美しさは流石ですね。

  死生観が日本と異なるメキシコが舞台だったので、違いを探すのも楽しかったです。
 日本のお盆ではご先祖さまは精霊馬に乗って帰ってきますが、メキシコでは花びらでできた橋を渡って帰ってくるようです。
 死生観の違いと言えば、あまり注目する人は多くなさそうですが黄泉戸喫がすごく気になりました。
 黄泉戸喫はよもつへぐいと読み、黄泉の国の食べ物を食べたイザナミが現世に帰れなくなったという古事記のエピソードが有名です。
 日本のホラーにはよく登場しますよね。
 乾杯のシーンがあったので飲食していても不自然な流れではありませんでしたが、ミゲルは何も口にしませんでした。
 メキシコにも黄泉戸喫の考え方はあるのかもしれませんね。

 

 ピクサーっぽく感じたのはギターをくれたヘクターの友人、チカロンが消えてしまうことです。
 ビンボンがライリーの幸せを見届けることなく消えてしまったり、マイクは怖がらせコンビを組んだけど怖がらせ屋になれなかったり、おもちゃ達はアンディと永遠に一緒に居られなかったり……。
 ただの大団円で終わらず、ちょっと心に棘が残るような感傷がわたし的にピクサーっぽさを感じました。

 逆にピクサーっぽくないと感じたのはキャラクター性の薄さです。
 ミゲルには主人公らしい強烈な個性はありません。
 個性的なキャラクターが物語を構築してストーリーを引っ張るのではなく、完成された世界観によって登場人物が動かされていると感じました。

 個人的には強烈なキャラクター性がある方が好きですが、リメンバー・ミーに関してはそれは当て嵌まりませんでした。
 この映画は「自分の家族に当てはめられること」が感動に繋がっているのだと思います。
 ミゲルがぶっとんだキャラだったら自分を投影できなくて感動どころじゃなくなりそうです(笑)

 

 本編の感想を総合すると、「いいピクサー」って感じです。
 トイストーリーほどの爆発的なヒットを生むことはないけれど、いい映画として歴史に残るのかな、と思いました。
 ……が、エンドロールで全てをひっくり返されました。

エンドロールの演出が最高

 エンドロール最高です、エンドロールを絶賛するためにこの記事を書いたと言っても過言ではありません。
 というのも、最後に「時を超えて私たちを支え、力を与えてくれる人々を決して忘れない」というメッセージとともに、写真が画面いっぱいに映されるんです。
 どうしてもこの言葉をしっかりメモしたくて、公開日にも映画館へ足を運びました。

 

 エンドロールで余韻に浸りながら、いい映画だったな、いい家族の物語だったなと思っているところにこの演出。
 本編はフルCGなのでどうしても「物語」として受け取っていたのが、実在の人物達の写真が映されることで、「ヘクターだけが忘れられたくないわけではない、きっとこの人達も忘れられたくないんだろう」と物語と現実を結びつけることができました。
 この人達への敬意を表すためにリメンバー・ミーは制作されたのでは?と思うくらい、ぐっとくるシーンでした。
 それまでただの物語として観ていた感動が、一気に現実の感動になりました。

 制作陣が家族へ「忘れない」とメッセージを送ったように、わたしも家族へ「忘れない」と伝えたくなりました。
 たった数秒で映画の感動を2割増しさせて、観客に主人公の想いを投影させる、本当に素晴らしい演出でした。
 エンドロールの最後のおまけが大好きで、絶対に最後の最後までしっかり観る派ですが、今まで観た中で最高のエンドロールでした。

 

 最後まで観て「リメンバー・ミー」という邦題がすごくしっくりきました。
 リメンバー・ミーを直訳すると「私を忘れないで」です。
 ただ主題歌から邦題をつけたのではなく、まさに「私を忘れないで」という内容だったと思います。

 

追記

 なぜかこの記事がびっくりするくらい伸びていました。
 検索ワード「リメンバー・ミー」「エンドロール」が多いようです。

 エンドロールの写真の人物が気になって検索した人が多いんじゃないでしょうか?
 わたしもエンドロールの写真が気になって2回目の鑑賞でウォルト・ディズニーを必死に探しました。
 でも、わたしが探した限りではウォルト・ディズニーは見つかりませんでした。

 てっきりディズニーやピクサーの偉人達の写真かと思っていましたが、それならウォルトがいないのは不自然です。

 それで、制作陣の家族かな?と思いました。

 もう一度映画館で見るか、円盤が出たときにウォルトを探してみます。